「美しくなる」は人間の権利とうたった美容広告

「美しくなる」は人間の権利とうたった美容広告

市民のワークショップでは下記の問題点が指摘されました。
「権利」
✅言葉が元の定義とは異なる文脈で使用
・保証する主体が不明確
・権利の不使用≒怠惰という意味が生まれる

「美しくなる」
✅反ボディポジティブと解釈される
✅美しくない前提の訴求
✅スピリチュアルな意味付けへの不快感
 美しさは宇宙、魂
✅わかりにくい
 宇宙(スピリチュアル?)と権利(政治的)がミスマッチ

性別に触れない「人間」という表現や美容整形に対するスティグマに反対し、画一的な美を押し付けていない点は好感との意見もありました。
詳細情報

「美しくなる」は人間の権利とうたった美容広告元の広告

 

「美しくなる」は、人間の権利だ。

美しさ それは宇宙だ。それは果てしない。

美しさは瞬く星たちだ 無数に存在し、それぞれに光り輝く。

美しさは愛だ。それは、魂を豊かにする。

あなたにはあなたの私には私の美しさがある。

自分だけの美しさを見出し、令和の夜空に輝かせる。

参考

「美しくなる」は人間の権利とうたった美容広告

 

改善案

美容整形に興味はあるが、踏み切れていない女性をターゲットに、「自分で納得するため」に決断を後押しする目的で代案ドラフトを作りました。
✅権利でなく「選択」で押し付け感を少なく
✅美の多様性を認める文脈はキープ
✅自分の決定を尊重するメッセージ
✅「宇宙」などスピリチュアルワードを削除
✅整形を公言している人の起用